富盛(ともり)、大獅子(うふじし)、八重瀬(やえせ)と発音します。 神社の狛犬の阿吽と左右の配置は定まっていないようですが、向かって右側が『口を開けて・阿』、左側が『口を閉じて・吽』が多いです。 『阿吽の呼吸』の絶妙な対処で神仏の神域と聖域…
一時帰国する度に買いに行って、二つ、三つと食べていた大好きなサバラン(サヴァラン?/Savarin)を拵えていた洋菓子屋が、2017年10月31日火曜日を以って店仕舞いしました。 サバランを拵えていた洋菓子屋の『風月堂』が営業をしていたのは、金沢市の金沢…
金沢市が金沢駅から21世紀美術館へ誘う、アートアベニュー計画で実施された「まちなか彫刻作品・国際コンペティション」の第2回(2006年)優秀作品が、アシュラフ・ガファー(Ashraf Gafer).作の『WISDOM』です。 その、滑らかな漆黒肌の六つ目…
自ら命を絶とうと考えている貴方、無駄に死なないで下さい。死に救いを求めるなら、死に逝く事に意義と誇りを持たせましょう。それは、貴方が逃げた、貴方を拒んだ、その忌むべき社会への復讐でも有ります。 先ずは、臓器提供カードに記入とサインをして、ド…
『おおっ、真っ白じゃん!』ビックサイトへ向かう朝のユリカゴメの車窓から見える木立の上に胸から上が現れている、赤と青の色が入らない一年戦争のとは違う白一色のガンダムに思わず声が出て、予定外のテレコムセンター駅で途中下車をしてしまった。 一つ前…
精密とは精度が緻密という意味で、細かい物が複雑に高密度という意味では有りません。精度が緻密という精緻は高精度が緻密という意味です。したがって精密は、精緻という事でも有ります。 精度とは、サイズや表面や角度が正確な事で、限り無くピッタリな寸法…
体重が84kgを越えてからずっと、咳が出始めると1ヶ月以上も咳き込んでいました。 それまでは大抵、夏風邪か、冬の寒さから出る咳で、ずっと内臓脂肪が原因だとは全く思ってもいませんでした。 その咳き込みが、2016年の年末から2017年の春まで喘息のように絶…
マルチョウの味は10年ほど前に、店前のホルモンの看板に惹かれて訪れた『とく』で、オーダーしたホルモンミックスで知りました。 其の頃は、七条通りの七条西洞院と七条油小路の中間辺り、大正初期の石造り洋館を使ったパブの斜め向かいに在る営業所で1月…
香箱蟹(コウバコガニ)を捌いて盛り付けてみました。 漁獲される地方によって、『松葉ガニ』、『越前ガニ』、『ヨシガニ』、『タイザガニ』と、呼び名が変わる大振りなズワイガニは雄です。 比べてずっと小振りな香箱蟹は、その雌です。 身が多くて食べ応え…
初めて上海蟹を食べたのは、もう十数年も前になります。 広東省の龍華鎮の工廠での昼休みに、『会議室に蒸した美味しい蟹が有りますので、食べに来て下さい』と、上司に誘われて食べたのが最初です。 会議室に入ると、二十人が対面する大きなテーブルの上に…
この清水(しょうず)が在る『くらがり坂』は、金沢市内の文学的に有名な『明かり坂』や『暗がり坂』が在る浅野川沿いの廓街の情緒豊かな主計(かずえ)町ではなくて、犀川河畔の城南2丁目の河岸段丘を上り下りする『くらがり坂』です。 地域の交流の場とし…
『何かがある』、『何かをする』、そんな予感を度々感じます。 それは、何かに呼ばれているような気配や、何かが起きたり、現れたりするような予感で、結果は、レスキューをするか、道標モドキになるかの、ちょっとした自己犠牲を強いられるような事ばかりで…
日本の公道では殆ど見かけない電動バイク(ローパワーの電動スクーター)が、中国では溢れるように走っています。 ロードレーサータイプも有ります。 カラーリングと外観デザインは豊富です。 中国では電動バイクが自転車と同等と見なされていて、運転免許の…
初めてキスチョコを食べたのは、幼稚園の頃だったと思います。 親父の弟で国際航路の貨物船の機関士だった叔父さんが、七尾港や神戸港に帰港するたびに実家を訪れ、私と妹への御土産として、よくキスチョコを持って来てくれていました。 そのキスチョコは、…
秋篠宮家の長女眞子さまが2015年11月3日に御越しになって、優しく微笑みながら「フワフワですね」とおっしゃられた、石川県小松市日用(ひよう)町の苔群生地を歩いて来ました。 枝打ちの手入れをされて真っ直ぐに育てられた日用杉の木立から差し込む、木漏…
何時? 誰が?『大清水/おおしょうず』と名付けたのか知りませんが、此処でよく遊んでいた子供の頃は、連れ立った幼馴染も、地元の人達も皆、『大』を付けずに『しょうず/清水』と言っていましたね。 犀川の河岸段丘の中段に位置する直角三角形の形をした…
アニメ『四月は君の嘘』を繰り返し観て、コミック全巻を何度も読み、『小説 四月は君の嘘 6人のエチュード』も読みました。 そして、『いちご同盟/三田誠広 1990年初版』を繰り返し読み続けています。 最初にアニメ『四月は君の嘘』に出会えたのは、とても…
41年振りとなる第3回同窓会は下記の状況で開催を計画していましたが、去る7月15日(土曜日)に実行致しました。 『前回の1971年(昭和46)度卒業3年6組(担任 座主成一先生)の同窓会から40年が過ぎてしまいました。家庭や仕事は既に落ち着き、家族の…
『四月は君の嘘』のバイオリニストのヒロインが大好きで、不治の病と闘う彼女を見舞うピアニストの彼に「食べたい」とねだるのが、この『カヌレ:Cannele』です。 アニメでは第一話の初っ端の齧る場面から最終話の悲しい文面まで、何度もストーリー上のイン…
「お昼、『金沢キッチン』に予約しておいた。そこでいいよね」 妻からランチに行くと言われて、『初耳の場所だなあ』と思いつつ、 「うん」 『彼女が選ぶ店ならハズレはないだろう』って、何も詮索せずに承諾の返事をした。 我が家のSUV車のサイドシートに乗…
もう随分と経ってしまいましたが、太平洋戦争のサイパン島の戦い(昭和19年/1944年6月中旬~7月初旬)で撃破され、海岸に埋められた大日本帝国陸軍の中戦車が掘り出されて日本へ運ばれました。 掘り出された戦車は2輌、その1輌が富士市の陸軍少年戦車兵学校…
金沢市内から県道10号線を山間の湯涌温泉へ向けて進みますが、湯涌温泉には至らずに上流の橋を渡り、大杉少彦名神社や浅の川温泉『湯楽』を過ぎて板ヶ谷集落の湯涌板ヶ谷温泉『山下屋銭がめ』前まで行くと、その道路向かいの山際に板ヶ谷八幡神社が在り、神…
先日観ていたアニメ「それでも町は廻っている」のエピソード九番地は、食べた御菓子が凄く美味しくて製造元まで買占めの大人買いに行こうとするストーリーでした。 その御菓子の名は『べちこ焼き』、カラフルな見た目で直ぐに連想したのが、湯涌温泉へ行く度…
小学校の五年生だったか、加賀の横穴式古墳群と那谷寺と片野浜の長者屋敷跡を見学する日帰りのバス遠足が有りました。 みんなで横穴を穴から穴へ駈け巡り、白き石山の岩窟を覘いたりした後に向かった片野の浜の遺跡は、その名称から時代劇で見たような寝殿造…
映画『しあわせのかおり 幸福的馨香/シンフー・ダ・シンシャン』のメイン舞台の『小上海飯店』として2008年にロケに使用された以後は、ずっと空き家になっていた店舗で、『大野湊食堂/おおのみなとしょくどう』が2014年11月1日から新たにオープンしています…
ライトノベル『いたいのいたいの、とんでゆけ/三秋縋』(出版 メディアワークス、初版発行:2014年11月22日、書籍サイズ:文庫)の紹介です。 「痛いの痛いの飛んでけー」、初めて聞いたのは中学生の時で、ぶつけたのが脛だったか、肘だったか、忘れてしま…
私的にボンボンの中の酒は、液体でなければならない。 ゼリーだったり固形物が混じったりの加工を加えては、ボンボンじゃないと思うのです。 割れ蕩ける薄いチョコ皮から中の濃厚な酒が口の中へ広がる味わいは、融けるチョコの甘苦さの異質に絡まる美味しさ…
初めて金石の海へ行ったのは、高校一年生の春でした。 弓道部のトレーニングで週に四日は畝田町の工業高校から、金石街道を一年生の初秋で廃線となった北陸鉄道金石線の電車が追い抜いて行くのを睨みながら、くたくたになって金石の浜まで走りました。 中学…
途中から三本に分かれた幹の寄り添いと広がり具合が女性的に感じる樹高54mの杉の大木です。 樹齢は2300年で、幹周囲が8mと説明板に記されていました。 三つ幹なのは、もともと真っ直ぐな一本の幹だった大杉を伐採して帆柱用に高額で売ろうと算段していたとこ…
1947年10月27日、第2回石川国体へ臨席に来られた昭和天皇が、途中休息した山中温泉の宿から地元の青年の案内で、小雨が降る中を自ら傘を差して歩いて来てまで御覧になり、それで『天覧の大杉』の別名でも呼ばれるようになった、石川県山中温泉柏野(かやの)…