遥乃陽 diary

日々のモノトニィとバラエティ 『遥乃陽 diary』の他に『遥乃陽 blog 』と『遥乃陽 novels 』も有ります

世の中は感動と憂いに満ちている。シックスセンスが欲しい!

板ヶ谷町八幡神社のスギ(金沢市板ヶ谷町)

金沢市内から県道10号線を山間の湯涌温泉へ向けて進みますが、湯涌温泉には至らずに上流の橋を渡り、大杉少彦名神社や浅の川温泉『湯楽』を過ぎて板ヶ谷集落の湯涌板ヶ谷温泉『山下屋銭がめ』前まで行くと、その道路向かいの山際に板ヶ谷八幡神社が在り、神…

べちこ焼きって三色の氷室饅頭と似てるかも (海羽空市の焼き菓子と金沢市伝統の暑気払い饅頭)

先日観ていたアニメ「それでも町は廻っている」のエピソード九番地は、食べた御菓子が凄く美味しくて製造元まで買占めの大人買いに行こうとするストーリーでした。 その御菓子の名は『べちこ焼き』、カラフルな見た目で直ぐに連想したのが、湯涌温泉へ行く度…

長者屋敷跡 不思議な形の軽石凝灰岩塊(石川県加賀市片野海岸の北端)

小学校の五年生だったか、加賀の横穴式古墳群と那谷寺と片野浜の長者屋敷跡を見学する日帰りのバス遠足が有りました。 みんなで横穴を穴から穴へ駈け巡り、白き石山の岩窟を覘いたりした後に向かった片野の浜の遺跡は、その名称から時代劇で見たような寝殿造…

大野湊食堂 『しあわせのかおり』の小上海飯店が再び……(石川県金沢市大野4丁目125)

映画『しあわせのかおり 幸福的馨香/シンフー・ダ・シンシャン』のメイン舞台の『小上海飯店』として2008年にロケに使用された以後は、ずっと空き家になっていた店舗で、『大野湊食堂/おおのみなとしょくどう』が2014年11月1日から新たにオープンしています…

いたいのいたいの、とんでゆけ  独りで間違った自由へ飛ぶ前に……

ライトノベル『いたいのいたいの、とんでゆけ/三秋縋』(出版 メディアワークス、初版発行:2014年11月22日、書籍サイズ:文庫)の紹介です。 「痛いの痛いの飛んでけー」、初めて聞いたのは中学生の時で、ぶつけたのが脛だったか、肘だったか、忘れてしま…

百年の孤独のチョコレートボンボンは、チョコぼんぼんの百年の孤独(黒木本店:宮崎県高鍋町)

私的にボンボンの中の酒は、液体でなければならない。 ゼリーだったり固形物が混じったりの加工を加えては、ボンボンじゃないと思うのです。 割れ蕩ける薄いチョコ皮から中の濃厚な酒が口の中へ広がる味わいは、融けるチョコの甘苦さの異質に絡まる美味しさ…

金石の砂丘(石川県金沢市の金石北と大野町)

初めて金石の海へ行ったのは、高校一年生の春でした。 弓道部のトレーニングで週に四日は畝田町の工業高校から、金石街道を一年生の初秋で廃線となった北陸鉄道金石線の電車が追い抜いて行くのを睨みながら、くたくたになって金石の浜まで走りました。 中学…

三又大杉(山中温泉菅谷町八幡神社)

途中から三本に分かれた幹の寄り添いと広がり具合が女性的に感じる樹高54mの杉の大木です。 樹齢は2300年で、幹周囲が8mと説明板に記されていました。 三つ幹なのは、もともと真っ直ぐな一本の幹だった大杉を伐採して帆柱用に高額で売ろうと算段していたとこ…

栢野の大杉(山中温泉柏野町菅原神社)

1947年10月27日、第2回石川国体へ臨席に来られた昭和天皇が、途中休息した山中温泉の宿から地元の青年の案内で、小雨が降る中を自ら傘を差して歩いて来てまで御覧になり、それで『天覧の大杉』の別名でも呼ばれるようになった、石川県山中温泉柏野(かやの)…

横浜港大桟橋のノスタルジー

高校を卒業したばかりの四月の終わり、オートバイで行った横浜港の埠頭で初めて東京湾を見ました。 春とはいえ生憎の曇り空の寒さに耐えながら着いた横浜港の埠頭の先端は、そこだけポッカリと晴れ間が広がって春の眩しい陽射しは暖かく、埠頭のコンクリート…

立戸の浜(石川県鳳珠郡穴水町沖波)

中学校からの友人達と能登半島一週を目指した高校二年の夏の自転車ツーリングは、雨に祟られた初日に七尾市の銭湯で濡れて冷えた身体を温めても、穴水町乙ヶ崎のお寺で親切に泊めて貰っても、雨の中の走行で下がったモチベーションは回復しないままに金沢市…

五十谷の大杉(石川県白山市鳥越五十谷)

石川県鳥越(とりごえ)大日スポーツセンター(旧大日スキー場)近くに鎮守する五十谷(ごじゅうだに)八幡神社の境内で、逞しい雄大な枝ぶりで聳える大杉です。 樹齢1200年の裏杉(芦生杉:あしう すぎ)で、太い枝の広がりが圧倒されるくらいに見事です。 …

御仏供杉(石川県白山市吉野)

白山市吉野谷の工芸の里に、こんもりと鎮守の森のような姿で茂る御仏供(おぼく)杉です。 樹齢670年の空へ向かって根を張るような枝ぶりの裏杉で、樹高は24m、幹周は7.2mと有ります。 伝承では、京都の寺で修行していた大陸(元)に渡った高僧が帰国後にこ…

百年の孤独 と 百年孤独

以前、赴任先のシンセンの工場で「貴重な酒が手に入った」と同僚からいただいた白酒『百年孤独』と、愛飲している麦焼酎『百年の孤独』の比較フォトです。 並べて比較すると一目瞭然ですが、単品だと、知らない人は中国でも『百年の孤独』を販売しているのか…

三日間の幸福 未来はHappy endに変えられる

ライトノベル『三日間の幸福』(出版 メディアワークス 書籍サイズ:文庫)の紹介です。 電波加減が素敵な著者は『スターティング・オーヴァー』の三秋縋さんで、読み易い文体とストーリーセンスが好きす。 初版発行が2013年12月25日X'masの作品。 X'masは遣…

高度1万メートルの虹(東支那海上空)

高度1万メートルから千メートルほどの下方に現れた虹で、積乱雲の多い天候に良く見られます。 水平アークや天頂アークでもなくて、良く見られる虹の一部分を切り取ったような形で、水分を多く含んだ雲が霧散する瞬間に見られます。 上空からでは雲に映る搭…

翼端から雲を引く(Vapour / ヴェイパー)

「スゲエ! 豚が雲を引いた!」と、劇場版アニメ『紅の豚』で空賊『マンマユート団』のボスが、カーチスとの空中戦で捻り込みの好位置に着こうと高速で急旋回するポルコの赤い戦闘飛行艇を見て言った雲は、ヴェイパーです。 香港空港から関西空港へ向かう旅…

九萬坊黑壁山(金沢市別所町)

岩壁の祠へ初めて訪れたのは、小学校の高学年での遠足でした。 謂れも何も知らず分からないまま行って、祠や川で走り回って遊んで弁当を食べて帰って来ました。 二度目は金沢市で一番の魔所と知って子供達を連れて祈願に行きました。 帰りに車を運転しながら…

天空の民宿村(広西省桂林市龍勝県平安壮族梯田観景区)

桂林市近郊の町から大型観光バスに乗って天空の田園で知られる龍勝(ロン・シャン)各族自治県の龍背(ロン・ジイ)・平安壮族梯田(ピン・アン・チュアン・ズー・ティ・ティアン)を目指します。 少数民族の壮族は日本語でチワン族と記述されています。 数…

天空の棚田(広西省桂林市龍勝県龍背景観区の棚田)

天空の田園(広西省桂林市平安壮族梯田観景区)を歩きました。 中国語の梯田とは棚田の事です。 天空の棚田の開墾は今から八百年ほど昔から始まったそうで、標高は300~1100m、広さは80haらしいです。 早朝は日の出を見るのに西側の棚田を登り、朝食後は東側…

天空の足長おじさん:クモ網ザトウムシ (広西省平安壮族梯田観景区の民宿村にて)

天空の棚田で有名な広西省桂林市龍勝龍背景観区の民宿の石垣にいたザトウムシです。 日本では見掛けないタイプで、ダークな褐色の胴体と多脚にホワイトヘッドは、どことなく魔術ぽくて不気味です。 変わった形の蜘蛛だと思って名前を調べたところ、八本足の…

お台場のガンダムを2013年の師走に見ていた

冬の朝焼けに映える御台場ガンダムです。 なかなかクールな御台場の実寸大ガンダムは全高18m、アニメ『パトレーバー』のイングラムが8m、『エヴァンゲリオン』が新劇場版で80m、『ぼくらの』のジ・アースが500mなので、地上で重火器相手の実戦は、ガンダムと…

戦艦 三笠 1/1レプリカ(閉鎖中の日本元気劇場内:石川県加賀市黒埼町)2018年5月 解体

石川県加賀市黒埼町の『日本元気劇場』跡の駐車場に残っていた『戦艦 三笠』の1/1レプリカです。 このレプリカは、2009年11月末から2011年X`masまでの2年間に亘ってNHKで放映された司馬遼太郎原作のスペシャルドラマ『坂の上の雲』で、『戦艦 三笠』の艦上・…

戦艦三笠 艦上構造物の半分以上はレプリカ(神奈川県横須賀市三笠公園の記念艦)

横須賀の三笠公園に保存されている戦艦「三笠」です。 周囲をコンクリートで固められていても、青空に聳える高いマストと陽光に鈍く輝くジャパニーズ・インペリアル・ネイビーグレーの船体色が勇ましいさを感じさせます。 1905年当時、日本海海戦を勝利に導…

木漏れ日?の中を飛ぶ(香港-大阪の国際空路にて)

香港空港から関西空港への国際線高度に上昇中の6000m辺りで機体を包んだ木漏れ日?は、上空の厚い雲の隙間から差し込んで来て、下方の曇り雲の切れ目に広がった群青の海原を背景にして白い筋に見えました。 太陽を源として発せられた光線は、雲間を通して地…

京都最強の魔所、岩屋山金光峰寺志明院(京都市北区雲ヶ畑)

京都市北区雲ケ畑、賀茂川の源流の地を封じる岩屋山金光峰寺志明院です。 京都で最強の魔所『魑魅魍魎の最後の砦』とされ、司馬遼太郎がサンケイ新聞の宗教担当記者当時に此処を取材して発表したエッセイ『石楠花妖話』に、志明院に宿泊した時の怪奇現象に悩…

竹林の小径の踏切側を真冬に歩く (京都市右京区嵯峨 天龍寺の北側)

京都市嵯峨、天龍寺の北側に在る竹林の中を通る小道で、こちらは野宮神社からJR山陰本線の踏切を越えて嵯峨市営住宅へ抜けます。 道と素朴で趣きの有る竹穂垣で仕切られる左右の竹林は、全てお寺や神社の境内になっていて、勝手な出入りは憚られています。…

鯛茶漬けを美味しくいただく (京都市嵐山「鯛匠 HANANA」)

渡月橋から天龍寺に京福電鉄嵐山駅と過ぎて、もう少し歩くと通りの右側に垂れる白い暖簾が目印の「鯛匠 HANANA」で、京都へ来る度に鯛茶漬けのランチをいただきます。 胡麻ダレへ盛られた真鯛の薄造りに、御櫃で供される御代わり自由の白御飯、それと月毎に…

上海で本場のたこ焼きを食べた (上海市地下鉄 北新泾駅の『じゅうぼう』

上海で食べた嬉し涙のタコ焼きです。 上海地下鉄の北新泾駅地下通路で見付けたタコ焼き店で、寒さしのぎを目的にどうせマガイ物と高をくくって食べたのが、メッチャ美味しくて驚愕しました。 店の名は『じゅうぼう』で、近畿に単身赴任していた頃に何百回も…

スターティング・オーヴァー 大人の特権?

お気に入りのライトノベル『スターティングオーバー』(出版 メデアワークス 書籍サイズ:文庫)の紹介です。 『スターティング・オーヴァー』(ライトノベル)、タイトルの意味は『遣り直し』。 二十歳で終わってしまったファーストライフの人生、その終焉…