花弁が、喜びに羽を持ち上げたピンクの鳥たちが群れて蜜を啄ばんでように見える蓮華の花です。
子供の頃は春先の田に咲く蓮華をよく見ましたが、最近は殆ど見なくなってしまいました。
蓮華は根に窒素を溜め込むので、以前は何処の田でも栽培されて種取りが済むと鋤き込んで土を活性化させる肥料にしていましたが、種取りと秋の種蒔きの手間や害虫の発生、それに化学肥料の販売促進によって非常に減少したようです。
写真は、京都府久世郡の京滋バイパス久御山ジャンクション近くに在る協力会社の周りに広がる蓮華畑で、一面のレンゲピンクが美しいです。
小学生の頃、一緒に遊んでいた女の子が蓮華で白詰め草のような花輪を作って頭に被せてくれました。