自宅近くの公園や歩道脇の土手に、毎年たくさん咲いている捩り草(ネジリソウ)です。
宅地の庭や花壇にも種が飛んで来ていて、桜の満開が過ぎる頃には周辺の住宅地のあちらこちらで一斉に咲き出します。
その淡いピンクの小さな花の曲がり連なる様が、恥らっているようで愛らしいです。
ネジバナ(捩花)とか、モジリズリ(綟摺)とも呼ばれ、学名はスピンセスで螺旋花になっています。
捩りの向きは、右回転、左回転、途中から逆回転、真っ直ぐなど、一様ではありません。
白色も有って、以前に一本だけ見ました。
可憐な気持ちにさせる蘭科の花で、本来、夏場も咲き続ける捩り草ですが、蘭科と認識されていない所為なのか、公園や歩道脇に咲くのは定期管理時に雑草と共に、あっさりと一掃されてしまうので、一ヶ月ほどしか見られません。