遥乃陽 diary

日々のモノトニィとバラエティ 『遥乃陽 diary』の他に『遥乃陽 blog 』と『遥乃陽 novels 』も有ります

世の中は感動と憂いに満ちている。シックスセンスが欲しい!

内臓脂肪で喘息になった。

体重が84kgを越えてからずっと、咳が出始めると1ヶ月以上も咳き込んでいました。

それまでは大抵、夏風邪か、冬の寒さから出る咳で、ずっと内臓脂肪が原因だとは全く思ってもいませんでした。

その咳き込みが、2016年の年末から2017年の春まで喘息のように絶え間なく、息も絶え絶えの窒息しそうになるくらいに激しく出るようになりました。

それでも、暖かくなれば、例年通りに咳は治まるだろうと考えていましたが、胸や気管支や咽喉の病気を心配する妻や知人の懇願で、2017年5月上旬の一時帰国時に掛かり付けの医院で胸のレントゲンを含む簡易検診をしました。

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これ以上に体重が増えて更に体格が丸くなったら、『なんかヤバイかも』と感じたのは、妻の願いを聞き入れて、妻の指導の下、春の柔らかい陽射しの午前中に家の周囲の雑草取りに従事した、2016年4月初旬の時でした。

雑草と抜いてはいけない草花の見分けを指示されながら、妻が行うようにしゃがんで雑草を根から取り始めました。

ここにも、こちらにも、そこにもと手先を動かして作業を進めて行くと、3分も経たないのに息が苦しくて、もっと酸素をと肺というよりも、身体全体が喘いでしまいます。

苦しさに立ち上がると速い動悸に肩で息をしている自分に驚きです。

それは、しゃがむ姿勢で横隔膜の上下運動を妨げて、浅い呼吸になっていたからでした。

その原因はウエイトと体型!

計画ウエイトの74㎏に対して、14㎏オーバーの88㎏。

女性と違い、男性は腹式呼吸。

出ているお腹が、横隔膜の動きを妨げて窒息寸前にさせているのでした。

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だが、妻の至上命令には逆らえない!

で、楽にできる姿勢を考えた。

四つん這いや寝そべると、横隔膜はスムーズに動き、窒息しないし、疲れない。

その結果は、予想以上に早く綺麗に雑草を除く事ができまて、初志貫徹! 目標達成! 夫婦円満!

しかし、写真のように両腕が全治2週間のキズキズになってしまった。

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それ以来、体重を増やさないように赴任先での自炊の具材や、付き合いの飲み食いのメニューに気を付けていたのですが、横隔膜を持ち上げて肺を炎症気味にさせるくらい、内臓脂肪を付けてしまっていたのです。

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以前、暴飲暴食で体重を90kg越えにさせ、赴任先の定期健診で血圧が上で190オーバー、下が160オーバーとなって、急遽、日本で治療する為に帰国させられた経験が有るくせに、再び自己管理が出来ない無能さを自覚させられました。

(血圧は其の後、正常値に戻りましたが、1日1回の薬は飲み続けています。因みに血液は、その時も、今も、常にサラサラ状態です)

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受診に行った日(2017年4月26日)のレントゲン写真を見た医者先生が、

『あら、あらあら、ちょっとぉ~』

と、不安になるような事を言いながら、看護師に以前に撮ったレントゲン写真を持って来させて、バックライトボードに並べ翳して、見比べます。

以前のレントゲン写真の日付は、2015年5月11日。

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『心臓が傾いているね。横隔膜が上がって肺を圧迫しているわ。でね、肺が炎症気味で、ちょっと白いねぇ』

医者先生が説明するには、傾く心臓は心筋梗塞を誘発するし、圧迫で肺は、まだ炎症気味程度だけど、併発する肺の病気が心配だと、でも肺癌や肺繊癌や結核では無いし、気管支炎でも、咽喉癌でも無いそうだった。

横隔膜が上がった原因は、内臓に分厚く付いた脂肪層。

脂肪が増え続ければ、症状が悪化するし、現在の症状も内臓脂肪を減らさないと改善しないという診断が来た。

心臓麻痺でポックリも有り得るとの事で、結構ヤバイ状態だった!

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そして、ダイエットが必要と指摘された。

で、半年で95kgの体重を75kgまで落としたという義弟の意見を参考に炭水化物ダイエットを始めた。

とはいっても、炭水化物なんて範囲が広くて、省く物が良く分からない。

義弟が言うには、

『御飯、麺類、甘い物は食べない。肉類と魚類と野菜、それに果物はバクバク食う』

そうだ。

要は、植物の種を原料とした食べ物全てだ。

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毎晩の酒(ビール、大吟醸、ウイスキー、ブランデー、ワイン)は、付き合いが無い限り、飲まなくした。

それを実践して二週間、体重は2kg下がった。

更に妻が、

『食べるのは朝食と昼食のみよ。夜は食べないの。間食もダメ。チョコレートはやめなさい。 コーヒーに入れる角砂糖は1個だけ、粉ミルクもスプーン1杯までだからね』

と、念を押された。

妻のアドバイスも加えて更に2週間、体重は当初から5kg少なくなり、咳も稀になった。

自炊は豚バラ肉と玉葱などの野菜が主体で、肉は親指の爪くらいの大きさで調理して良く噛む。

そして4カ月後、体重は78kg代になった。

咳は全く出無くなり、体形もスマートになった。

でもまだ、運動が足りない。

工廠内の送迎車の停車位置からオフィスのディスクまで往復で約1km、4階のオフィスまでは階段の上り下り、というか、人が乗るエレベーターもエスカレーターも無い。

エレベーターが有る寮棟の5階の自室までも階段を使う。

時々はシェアサイクルで寮までの3kmを帰る。

エキスパンダーを40回にスクワットが30回で疲れてしまうが、もっと腹を凹ます為に、あと20回は増やしたいと思う。

バスタブには朝晩、潜るように浸かって発汗させている。

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其の後:

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2018年8月1日の定期健康診断での胸部レントゲン写真です。
体重は減り、内臓脂肪は減少して肺の下部は白くなくて炎症を発生させていません。
息絶え絶えになる喘息のような激しい咳き込みも、不自然な咳き込みも全く有りません。
ただ、残念ながら、まだまだダイエットの頑張りが足りない様です。
目標の75kgは目前で、欲が出て来て70kgまで軽くしたいと努力していましたが、一時帰国時の食欲によってリバウンドしてしまい、2018年の体重は80~83kgを彷徨っています。

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