現在、モータリージェネレーションが急速に進んでいる中国では、万能ではない車への不理解と交通マナーの不認識から事故が多発しています。
しかし注意すべきは、中国に限った事ではありません。
横断歩道近くを渡っている親子らしき婦女子を曲がって来た車がぶつけて巻き込んだ事故です。
小学校高学年の娘さんが母親に付き添われて道を横断して行きます。
交差点からBMWの黒いSUV車が左折して来ようとしています。
親子はドライバー位置からの死角に入っていて減速の予兆は見られません。
親子は横断歩道を渡って行きますが、曲がりつつある車の死角に入ったままです。
全く減速しない車に危険を感じた母親は車側にいる娘を逃がそうとしますが、時、既に遅しです!
死角に入って見えていない親子には見向きもせずに、ドライバーは後方から来て内側を曲がる電動バイクや対向車線を逆走して来る電動バイクの有無を確認し続けています。
そのまま車の左角は二人に当たり、娘さんは仰向けに倒れ、母親は前のめりにボンネットに被さります。
ドライバーの女性は左方向を見続けていて、まだ人に当たった事に気付いていません。
車は倒れた娘さんに被さって行きます。
下敷きになって行く娘を助けようと母親は車を止めようとしますが……。
減速しない車に母親は飛ばされてしまいます。
母親を跳ねた瞬間、漸く異常に気付いたドライバーは急ブレーキを掛けました。
ですが、娘さんは停止した車の下に巻き込まれています。
直ぐに母親は運転席へ駆け寄り、人にぶつけた事を認識したドライバーも事故状況を確認しようとしますが、娘さんは女性ドライバーの真下辺りまで巻き込まれています。
車の前輪前後に白く見えているのは娘さんの持ち物か衣服でしょう。
残念ながら、画像は此処までで、車の影になっていて姿が見えない娘さんの負傷状態は分かりません。
この事故はピラーの死角に起因している事故ですが、前方の安全確認を怠って障害物が無いと思い込んでいた女性ドライバーの過失100%です。
ピラーの死角範囲です。
この死角になって隠れた部分見ようと首を傾げたり、前傾姿勢になるなどして視認で安全の確認を行うべきです。
またシート位置や座高調整でも常に視認できるようにすべきなのです。
横断歩行者がピラーに因る死角に入り続けると、認識する事が大切です。
また、交差点で側方から来る車やバイクや自転車にも、同様な死角入りが発生しますので要注意です。
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この死角を無くす為に、どのようなオプションを自動車メーカーは用意してくれるのでしょうか?