遥乃陽 diary

日々のモノトニィとバラエティ

世の中は感動と憂いに満ちている。シックスセンスが欲しい!

「WISDOM」(アシュラフ・ガファー作)が片隅の壁際へ移設された!(金沢市庁舎前広場)

金沢市が金沢駅から21世紀美術館へ誘う、アートアベニュー計画で実施された「まちなか彫刻作品・国際コンペティション」の第2回(2006年)優秀作品が、アシュラフ・ガファー(Ashraf Gafer).作の『WISDOM』です。

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その、滑らかな漆黒肌の六つ目の頭部を彫刻した『WISDOM』は、金沢市庁舎(金沢市役所)前広場から駐輪場脇の壁際に移されました。

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移設理由は、段差と池が有った広場を賑わい創出のフラットな広場にする為で、最優秀彫刻作品が『障害物』扱いされてしまいました。

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2016年4月~2017年4月の整備工事期間中の仮移設だと思われていたのですが、工事完了後もフラットにされた広場へ戻される事はなく、目立たない片隅の移設場所に置かれたままです。

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作者には移設の了解を得ているそうですが、どんな理由説明をして承認されたのであろう?

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作者のポーランド在住でエジプト人彫刻家のアシュラフ・ガファー氏に立ち会って貰いたかったですね。

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いつまでも邪険に扱うと、サウロンの瞳のようになって『金沢の隠された素顔』の方々に古代ナイルの呪いの眼光を放つかも知れないです。

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『WISDOM』は広々とした白いキャンバスのような庁舎前広場の正面に据えるか、観光資源になりえる場所へ置くべきでしょう。

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台座上の高さ155cmの像は、無毛で不吉な黒色の表面、密着した一つ目の顔面、頭部のみ、180度の視界を持つ六つの白い眼球の青い目は、時空を越えて古のエジプトから深く見据えているようです。

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漆黒な頭部全体は、古のエジプト壁画のようでアフリカ的です。

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この不気味な容姿が、真贋や真実を問うように思われて、作品が視界に入る人達が抱いた畏敬の念を直ぐに恐怖に変えてしまい、避けて通るようにさせたのでしょう。

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見られてる!
睨まれているかも……。
……疚しいところは、たくさん有ったりして……。

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作品名の『WISDOM』は、『賢明さ』、『知識』、『知恵』、『分別』、『博識』という意味です。

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六つ目、五つ鼻、五つ口、密着した五つの顎と五つの首、一対の耳、一つの頭なので、集合的『賢人』の表現でも有ります。

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なので、金沢市が主催した「まちなか彫刻作品・国際コンペティション」の優秀作品の『賢人』が市役所の自転車置き場の壁際の片隅に追い遣ってしまった金沢人は、分別の無い浅知恵で乏しい賢明さの愚かな人々になってしまいますね。

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この状態は非常に由々しき事態で、金沢市の見識が国際的芸術観光都市になるに足る資格の有無を問う、大きな問題でしょう。

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金沢市民の一人として、非常に悲しいです。

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『WISDOM』は、ローマ市の嘘を吐くと噛み切る『真実の口』のような、善悪を見極める賢い選択へ導く心眼の象徴になる芸術作品なのです。

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ですから、アシュラフ・ガファー氏に、もう一体製作していただいて、金沢駅東口の鼓門直下に金沢へ来る人達と金沢を去る人達の方の両面へ両面宿儺の様に向いて、邪悪と疫鬼の侵入を険しく拒み、安全と安心の優しさを贈る、そんな象徴像にしましょう。

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自殺願望者に告ぐ、心臓を捧げよ!

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自ら命を絶とうと考えている貴方、無駄に死なないで下さい。
死に救いを求めるなら、死に逝く事に意義と誇りを持たせましょう。
それは、貴方が逃げた、貴方を拒んだ、その忌むべき社会への復讐でも有ります。

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先ずは、臓器提供カードに記入とサインをして、ドナーの意思を示して下さい。

貴方が嫌う、憎むべき現世ですが、ホンの僅かでも良き思い出が有ったならば、貴方の死を世界に還元しましょう。

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死亡直後の肉体を、生き続けたい、健康な身体になりたい、という人達に提供しましょう。
貴方が得られなかった幸せを捧げましょう。
未来を望む多くの方々が貴方を待っています。

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肉体の部位や臓器を移植に適した状態で提供する為に、出来る限り身体を損傷させないで下さい。
五体が千切れ飛んで肉片と化す、電車や自動車との衝突は止めて欲しいです。
激しく傷付ける高い場所からの落下もダメです。

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一酸化炭素や硫化水素などの細胞組織を汚染する毒ガスの吸引もダメです。
同様に薬物もダメです。

燃焼、沸騰、炭化は論外です。
覚醒剤や麻薬を常用している方は、残念ながら既に全ての部位が使い物になりません。

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脳死状態になるのが望ましいです。
首吊りかな。
ギリ、睡眠薬とリストカットの失血死も有りです。

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脳死後は直ぐに発見されるように、貴方を知っている誰かに知らせておいて下さい。
(携帯電話とパソコンのロックの外し方も)
ブラ下がるなら、病院の近くで人目に付いて、尚且つ最低5分は降ろされない場所にして下さい。
堂々と貴方の死に様を世間に見せ付けて遣りましょう。
ドナーカードと遺書(臓器提供者の意思も記載する)と自殺意思が解るように靴を揃えておいて下さい。
そうすれば、貴方の身体が弛緩して汚物塗れになる前に、優しく抱き降ろされるでしょう。

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貴方が生前に求めた優しさで、脳死の貴方の身体は丁寧に扱われます。
貴方から提供された貴方の肉体の部位は、貴方に因って未来へ繋がった人達に大切にハグされ続けます。

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そうされるように貴方は望んで願って下さい。

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首が絞まると、最初は息が詰まって苦しいですが、直ぐに圧迫される頚動脈が脳への血流を止めて意識を無くしてくれます。

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死は肉体の復活を拒み、死への刹那の時間で記憶を開放消去します。
貴方のそれまでの人生の全てを逆送りで見せながら、漆黒の闇へと至ります。

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魂は輪廻転生するでしょうが、死後の世界は有りません。
死後に再び廻り逢うとか、天国や地獄も無いです。

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目覚めのない闇が訪れて、それっきりです。

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どんな形でも死は虚しいです。

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できれば、自殺願望を思い留まって、足掻き捲くって生きて欲しいです。
人生は一回ポッキリの神様からの贈り物。
自らではない終焉を迎えるまで、生きる事を楽しみましょう。

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PS:
『自殺者の臓器を移植した人は自殺する』とか、『移植の臓器や部位は、以前の持ち主の性格を記憶している』などの噂は、1990年代後半から2000年代初めにインターネットに流され、現在も真しなやかに転載されているフェイク(捏造された偽記事)です。
臓器の機能細胞の再生増殖は有りますが、移植される臓器の細胞に以前の持ち主の人格や行いが記憶されているなんて、脳の移植じゃない限り、絶対に有り得ない事ですね。
インターネット上やフェイク本で拡散されている、それらの稚拙で邪悪な記事は完全に根も葉も無い、全くの嘘っぱちですので、暗黒域を擦り込まれないように、充分に気を付けて下さいませ。

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ユニコーンガンダム(設定サイズ1/1)を10月6日に御台場で見ていた

『おおっ、真っ白じゃん!』
ビックサイトへ向かう朝のユリカゴメの車窓から見える木立の上に胸から上が現れている、赤と青の色が入らない一年戦争のとは違う白一色のガンダムに思わず声が出て、予定外のテレコムセンター駅で途中下車をしてしまった。

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一つ前の船の科学館駅の方が近いのだけど、白一色に気付いた時はドアが閉まる時で間に合わなかった……。
それに次の青海駅で降りた方が近かったかも?! と思ったのはホームに掲示されていた地図を見た時だった。

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2017年9月24日(日)より東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」の「フェスティバル広場」にて、正式に展示を開始された全高19.7mの白いユニコーンガンダムの正式名称は、「RX-0 ユニコーンガンダム Ver.TWC(TOKYO WATER FRONT CITY)」です。

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展示されているユニコーンガンダム(RX-0 / 1号機)は立像モデルなので、自立歩行や飛行は出来ません。
ですが、アニメのユニコーンモードから「NT-D」発動時のデストロイモードへの変形を可能な限り再現し、発光します。

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このデストロイモードとは、ニュータイプや強化人間のようなサイコな連中を感知して抹殺するという、ジオン・ズム・ダイクンが提唱した人類の革新を真っ向から否定するシステムなのでした。

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パイロットはバナージ・リンクス。

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惚れた女の望みを叶える為に身も心も捧げる、無謀なほど勇敢な賢くて志の有る逞しい男です。

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《男だって、苦しい時、悲しい時、嬉しい時に泣いてもいいんだぞ、バナージ》

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ユニコーンと一緒に王女に従い守るバンシー(ロリコン少尉ではなくてマリーダ仕様で)も立たせて欲しいと思う。

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ユニコーンガンダムのストーリー背景は、『逆襲のシャア』の戦慄から僅か3年後の世界。
現代でも3年も経てば、ワールドワイドな事柄でも忘れたり、無かった事にされそうになったり、更に上書きされたりしているので、違和感の無い間隔でしょう。

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ストーリーの根幹を成す『ラプラスの箱』……、最期の一行は、もっと説得力の有る文にして欲しかったですね。
例えば、『人類の進化を促す』とか、『人類を進化させる』とか、断定的な言葉で締め括ったら、ネアンデルタール人がクロマニヨン人に駆逐されたような、現代人がニュータイプという新人類に支配されて根絶されるみたいな不安を浮き出させて、より隠匿を煽れるのではなかったかと考えます。

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真のニュータイプへの概念は範囲が広くて、分かり合えても争いは根絶できないので、終末的には『イデオン』の第6文明人の様に至ってしまうのでしょう。

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お気に入りの『逆襲のシャア』は、アムロとシャアが生存している其の後を観てみたいですし、ユニコーンガンダムは、メンタルが崩壊しなかったバナージ君とジオン自治宙域を率いるミネバ・ラオ・ザビさんが幸せになったのを知りたいですね。
……火星の大元帥ジョン・カーターとヘリウムの王女デジャー・ソリスみたいな。

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新東名高速道路の下り静岡SAのNEOPASA静岡(STRICT-G)では、MOBILE SUIT RX-0のTシャツを買っていますね。

ふじのくに地球環境史ミュージアム /ミニチュア情景製作の技巧と発想!

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精密とは精度が緻密という意味で、細かい物が複雑に高密度という意味では有りません。
精度が緻密という精緻は高精度が緻密という意味です。
したがって精密は、精緻という事でも有ります。

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精度とは、サイズや表面や角度が正確な事で、限り無くピッタリな寸法の大きさ、歪みや反りなどの変形が無い平面で凹凸の無い滑らかな面、揺らぎの無い直角や角度、その正確な精度で丁寧な製作や作成が精密です。

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高度な正確さで丁寧な作業の堅実な積み重ねが精密なのです。
その精密な先端の鋭利さに神が宿ると古から謂われています。
そして、精密は工業系の製造に限った事ではなく、モノづくり全般に使う言葉です。
ふじのくに地球環境史ミュージアムを訪れて、その事を改めて感じました。

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ふじのくに地球環境史ミュージアムを知ったのは、モデルアーマー2016年5月誌上の田村廣幸氏のコメント記事からです。
記事の本文外に記された、『1/10くらいで人々の暮らしを再現した、素晴らしいミニ情景が有る、ふじのくに環境史ミュージアム』に、とても興味が湧いて、直ぐにでも観覧に行こうと思いましたが、なかなか行くチャンスが無くて、訪れるのに1年以上の年月が経ってしまいました。

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モデルアーマー誌にコメント記事を連載する田村氏は、ツインスターの会社にいた時の先輩で、その人当たりの優しい言動と物腰、そして、長身でハンサムな顔立ちの容姿と開発部の設計者という職務に、後輩、同僚、上司に人気が有り、『桜井さん、桜井くん(旧姓)』と慕われていました。

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その頃のツインスターは、若手男子社員の殆どが私を含めて地方出身者で、皆、就職希望の手紙を送り、試験を受けて入社していました。
東京の型屋へ発注していた金型を、少しずつ自社製造し始めた頃です。

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金型の製作工程、構造は配属された金型メンテナンス班で学びました。
桜井氏は、たった二ヶ月で独身寮から憧れの『男おいどん』の四畳半部屋のアパートへ移った、一匹狼的に粋がる新入社員の私へも、公私共、優しく御指導御鞭撻していただいた方です。
私生活は?でしたが、仕事には妥協しない人でした。

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富士の少年戦車兵学校へサイパン島から到着した帰還九七式中戦車チハを見に行ったのも一緒でしたね。
他に仲良くしていただいた先輩社員には、スィートの社長、アスカモデルの社長、エブロの社長の方々がいたのを憶えています。

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タートルの社長は金型部の新型班へ配属された同期で、現在も連絡を取っています。
エブロの社長は金型部から開発設計へ転属した方で、75mm対戦車砲の金型の立ち上げでは組立合わせに全く妥協せず、20回近くの修正試作をしました。

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アスカモデルの社長は直属の先輩でした。
静岡師団の工兵隊に召集されて香港攻略戦で大腿部に貫通銃創の負傷をした元帝国陸軍伍長の親方と共に厳しく指導されましたが、心根の優しい方で、タートルの社長と一緒に富士山を登頂しました。
(眼下に広がる雲海、強烈な頭痛の高山病、御来光、満天の無数に煌く星々、歯の根が合わない寒さ、今も鮮明に覚えています)

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ツインスターの社員は誰もが担当の仕事に真摯で妥協はせず、作業の完成度は現在も非常に高いです。
仕事に使用する道具はツインスターオリジナルが多く、精密な仕事をする会社だと当時も現在も新鮮に驚いています。

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田村氏が記していたミニ情景は、ふじのくに地球環境史ミュージアム1階の第5展示室に有ります。
このブースのテーマは『ふじのくにの環境史』で、縄文時代から現在までを四つのシーソー展示に分けて、
それぞれの人の生活と自然環境をウエイトバランスで現しています。

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このウエイトが、四角い透明ケースに入った1/16(1/10ではなかった)のミニチュア情景になっていて、その緻密でリアリティーな表現技工は全てのスケールのジオラマ作りで、とても参考になると思っています。

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縄文人、弥生人、中世時代の人、現在人、それぞれの骨格や顔付きを発掘人骨の資料から造形されていて、手足の肉付きと共に違えています。
衣服の繊維の質感、玄翁や編み込んだ篭などの道具、木目が美しい(本物の木材?)箪笥や食物などの造形は、フィギュア製作の参考になります。

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自然環境のミニ情景は、樹木の違いが分かる樹皮と枝葉に落ち葉、雀や雉や鼠などの小動物、草花に茸や苔、アワの穂に水、水中の魚に水底、地肌に小石、これらを製作された会社に、その発想と技法を学びに行きたいですね。

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現代の人のケースに有る1/16のパジェロミニは、何処のキットを改造製作したモノでしょう?

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現代の自然環境の情景だけ1/16ではありませんが、鉄道模型のレイアウト製作の山地や砂防ダムや土砂崩れの造形の参考になります。

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f:id:shannon-wakky:20171026062906j:plainスケールモデルのジオラマを製作する方には必見です。
新たな発見と製作意欲が湧くと思います。
出来るなら、シーソー展示間の時代も製作展示して欲しいかもです。

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写真撮影は全展示が可能ですが、フラッシュの使用はダメです。
三脚の持込使用も不可ですし、自撮り棒も不用意な取り回しで展示物を損傷させますのでダメです。
そして展示物にはDo not touchです。
破損や変色の恐れが有りますから触れてはいけません。

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ふじのくに地球環境史ミュージアムは、各展示のテーマ、レイアウト、展示品、バランスが緻密で精密です。
思いを廻らせ、考える展示バランスになっています。
他の展示内容も、スケールモデラーの参考になる事が多いでしょう。

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1階の展示:

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1、地球環境史との出会い

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2、ふじのくにのすがた

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3、ふじのくにの海

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4、ふじのくにの大地

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5、ふじのくにの環境史

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2階の展示:

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6、ふじのくにの成り立ち

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7、ふじのくにの生物多様性

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8、生命のかたち

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9、ふじのくにと地球

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10、ふじのくにと未来

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昆虫標本の製作

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他にも『キッズルーム』と『図書カフェ』が在り、幼い御子さんと一緒でも安心で、ゆっくりできます。
次回の観覧は何時になるか分かりませんが、まったりと図書カフェで地層標本(固め方)を思案したいですね。

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各展示エリアのガイドは担当展示物への知識が豊富な、親切で優しい女性の方々です。
概略の説明に加え、浅い問には軽く、深い質問には重く、ユーモアを交えて答えてくれます。

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会館時間は10:00~17:30ですが、最終入場は17:00です。
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日)& 年末年始
常設展観覧料:
個人:300円
団体(20人以上):200円
大学生以下の学生、70歳以上、身障者手帳所持者の方々は無料です。

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場所:
閉校になった静岡県立南高校の校舎と敷地と机や椅子などの用具を再利用したミュージアムなのですが、位置とアクセス道路が分かり辛いです。
自動車で行くには、静岡市日本平西側沿いを南北に通る大谷街道を南の駿河湾の方へ走り、静岡大学前を過ぎてから用水路のような川を渡った直ぐの左手に在るコンビニの手前を左に曲がって、細い小路に入ります。
道は細く沢沿いの森の中を抜ける寂しい道ですが、道なりに進んで坂を上るとミュージアムに着きます。
反対方向からは、大谷街道を更に南へ進み、右側に消防署が在る丁字交差点を左へ曲がって行きます。
多少、道は狭くなったり、曲がったりしますが、突き当たりまで行って左方向へ進み続けると、ミュージアムへ到着です。
丘陵奥のこの様な辺鄙な場所に在った高校へ通った生徒さん達に脱帽です。
(昼休みに買い食いに行けないし、エスケープは難しいし、変質者のアンブッシュが怖い!)

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ふじのくに環境史ミュージアム
Museum of Natural and Environmental History, Shizuoka
〒422-8017
静岡市駿河区大谷5762
電話:054-260-7111
FAX:054-238-5870
E-mail:into@fujimu100.jp
ホームページ:WWW.fujimu100.jp

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PS1:
ツインスターに入社して直ぐに各工程の作業を1週間ずつ体験する実習が有りました。
その実習で生まれて初めて、毎日、同じ位置で8時間拘束されて流れ作業を繰り返すという事の辛さに、
『死にそうだ』、『死んでしまう』とレポートに書いていたところ、新入社員の実習カリキュラム指導の20歳代半ばぐらいの先輩から、ミーティングで『君は、本当に死んでしまうのですか?』と問われて、大赤面してしまいました。
それ以後、『死ぬ、死ね』などの不幸な言葉を言わない様にして、気持ちもネガティブからポジティブへ切り替えています。

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その体験実習にショップ店への完成見本を作るという工作室の部署で模型組立の作業が有りました。
デザートラットのフィギュア4体セットを与えられてパーティングライン処理と塗装を命じられました。
当時の色塗りは指定範囲を指定の色で綺麗に塗るという単純さで、その単純さと詰まらなさに、実感を持たせた塗装の許可を求めたところ、『遣ってみろ』と許されました。
ハイライトとシャドウ、色の濃淡に艶無しの質感、モールドの輪郭を際立たせ、表情や細部の書き込みなど、ウエザリングや汚し以外の塗り込みを行いましたが、結果は不採用の却下でした。
折角、レンブラントの絵の人物の様になったのに、今じゃ当たり前のリアルな塗装が当時は理解されませんでしたね。f:id:shannon-wakky:20171026064928j:plain
金型部の新入社員の歓迎会が静岡大学近くの焼肉屋で行われました。
そこで初めて薩摩芋焼酎を飲み、気が付いたら自分の四畳半の部屋で寝ていて、既に翌日の昼過ぎでした。
ゲロや二日酔いは経験していましたが、意識が無くなったのは初めての事でした。
その翌日の月曜日に知ったのは、意識を無くした私を介抱して部屋へ入れたのは、同期のタートルの社長と直属上司のアスカの社長でした。
しかも、送られる途中でアスカの社長の新車の中でゲロっていて、平伏して謝っていた次第です。
たぶん、酒が強くなったのは、それが切掛けです。
改めて、申し訳有りませんでした。

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PS2:
因みに、鉄筋モルタルの四畳半アパートの大家さんは、静岡師団の対戦車砲を担当した陸軍の軍曹でした。
フィリピンで鹵獲したトミーガンを背負い、ぬかるんだ道で任されていたゴムタイヤ仕様の90式野砲を押して回っていたそうです。
砲弾が無くなった後は逃げるだけだったと話してくれましたが、戦闘の詳細や逃げて復員するまでの事は言いませんでした。
日中戦争から従軍されていた寡黙で頼りになる方でした。

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内臓脂肪で喘息になった。

体重が84kgを越えてからずっと、咳が出始めると1ヶ月以上も咳き込んでいました。

それまでは大抵、夏風邪か、冬の寒さから出る咳で、ずっと内臓脂肪が原因だとは全く思ってもいませんでした。

その咳き込みが、2016年の年末から2017年の春まで喘息のように絶え間なく、息も絶え絶えの窒息しそうになるくらいに激しく出るようになりました。

それでも、暖かくなれば、例年通りに咳は治まるだろうと考えていましたが、胸や気管支や咽喉の病気を心配する妻や知人の懇願で、2017年5月上旬の一時帰国時に掛かり付けの医院で胸のレントゲンを含む簡易検診をしました。

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これ以上に体重が増えて更に体格が丸くなったら、『なんかヤバイかも』と感じたのは、妻の願いを聞き入れて、妻の指導の下、春の柔らかい陽射しの午前中に家の周囲の雑草取りに従事した、2016年4月初旬の時でした。

雑草と抜いてはいけない草花の見分けを指示されながら、妻が行うようにしゃがんで雑草を根から取り始めました。

ここにも、こちらにも、そこにもと手先を動かして作業を進めて行くと、3分も経たないのに息が苦しくて、もっと酸素をと肺というよりも、身体全体が喘いでしまいます。

苦しさに立ち上がると速い動悸に肩で息をしている自分に驚きです。

それは、しゃがむ姿勢で横隔膜の上下運動を妨げて、浅い呼吸になっていたからでした。

その原因はウエイトと体型!

計画ウエイトの74㎏に対して、14㎏オーバーの88㎏。

女性と違い、男性は腹式呼吸。

出ているお腹が、横隔膜の動きを妨げて窒息寸前にさせているのでした。

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だが、妻の至上命令には逆らえない!

で、楽にできる姿勢を考えた。

四つん這いや寝そべると、横隔膜はスムーズに動き、窒息しないし、疲れない。

その結果は、予想以上に早く綺麗に雑草を除く事ができまて、初志貫徹! 目標達成! 夫婦円満!

しかし、写真のように両腕が全治2週間のキズキズになってしまった。

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それ以来、体重を増やさないように赴任先での自炊の具材や、付き合いの飲み食いのメニューに気を付けていたのですが、横隔膜を持ち上げて肺を炎症気味にさせるくらい、内臓脂肪を付けてしまっていたのです。

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以前、暴飲暴食で体重を90kg越えにさせ、赴任先の定期健診で血圧が上で190オーバー、下が160オーバーとなって、急遽、日本で治療する為に帰国させられた経験が有るくせに、再び自己管理が出来ない無能さを自覚させられました。

(血圧は其の後、正常値に戻りましたが、1日1回の薬は飲み続けています。因みに血液は、その時も、今も、常にサラサラ状態です)

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受診に行った日(2017年4月26日)のレントゲン写真を見た医者先生が、

『あら、あらあら、ちょっとぉ~』

と、不安になるような事を言いながら、看護師に以前に撮ったレントゲン写真を持って来させて、バックライトボードに並べ翳して、見比べます。

以前のレントゲン写真の日付は、2015年5月11日。

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『心臓が傾いているね。横隔膜が上がって肺を圧迫しているわ。でね、肺が炎症気味で、ちょっと白いねぇ』

医者先生が説明するには、傾く心臓は心筋梗塞を誘発するし、圧迫で肺は、まだ炎症気味程度だけど、併発する肺の病気が心配だと、でも肺癌や肺繊癌や結核では無いし、気管支炎でも、咽喉癌でも無いそうだった。

横隔膜が上がった原因は、内臓に分厚く付いた脂肪層。

脂肪が増え続ければ、症状が悪化するし、現在の症状も内臓脂肪を減らさないと改善しないという診断が来た。

心臓麻痺でポックリも有り得るとの事で、結構ヤバイ状態だった!

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そして、ダイエットが必要と指摘された。

で、半年で95kgの体重を75kgまで落としたという義弟の意見を参考に炭水化物ダイエットを始めた。

とはいっても、炭水化物なんて範囲が広くて、省く物が良く分からない。

義弟が言うには、

『御飯、麺類、甘い物は食べない。肉類と魚類と野菜、それに果物はバクバク食う』

そうだ。

要は、植物の種を原料とした食べ物全てだ。

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毎晩の酒(ビール、大吟醸、ウイスキー、ブランデー、ワイン)は、付き合いが無い限り、飲まなくした。

それを実践して二週間、体重は2kg下がった。

更に妻が、

『食べるのは朝食と昼食のみよ。夜は食べないの。間食もダメ。チョコレートはやめなさい。 コーヒーに入れる角砂糖は1個だけ、粉ミルクもスプーン1杯までだからね』

と、念を押された。

妻のアドバイスも加えて更に2週間、体重は当初から5kg少なくなり、咳も稀になった。

自炊は豚バラ肉と玉葱などの野菜が主体で、肉は親指の爪くらいの大きさで調理して良く噛む。

そして4カ月後、体重は78kg代になった。

咳は全く出無くなり、体形もスマートになった。

でもまだ、運動が足りない。

工廠内の送迎車の停車位置からオフィスのディスクまで往復で約1km、4階のオフィスまでは階段の上り下り、というか、人が乗るエレベーターもエスカレーターも無い。

エレベーターが有る寮棟の5階の自室までも階段を使う。

時々はシェアサイクルで寮までの3kmを帰る。

エキスパンダーを40回にスクワットが30回で疲れてしまうが、もっと腹を凹ます為に、あと20回は増やしたいと思う。

バスタブには朝晩、潜るように浸かって発汗させている。

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目標の75kgは目前だ。

でも欲が出て来た今は、70kgまで軽くしたいと願っています。

炭火焼肉 とく マルチョウ(牛の小腸)が旨い!(京都市のバス停『三哲』の直ぐ近く)

マルチョウの味は10年ほど前に、店前のホルモンの看板に惹かれて訪れた『とく』で、オーダーしたホルモンミックスで知りました。

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其の頃は、七条通りの七条西洞院と七条油小路の中間辺り、大正初期の石造り洋館を使ったパブの斜め向かいに在る営業所で1月余り勤務をしていて、堀川塩小路のホテルからの通勤の行き帰りに視界に入るホルモンの白地に黒文字が気になっていました。

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出勤時は堀川や油小路を上がり、帰りは西洞院通りのスーパーやコンビニで晩飯を買ってしまうのと、一人で一見さんには敷居の高そうな京都のプレッシャーも有って、なかなか入るのを躊躇していましたが、 大好きなホルモンの誘惑には勝てず、静々と訪れてホルモンミックスを注文したのです。

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通されたのは狭いスペースのカウンター席。

防火板を立て掛け、デデーンと炭火の火花が迸る七輪を置かれて、その脇へお冷とお絞りを除け、手前にタレと御飯を並べれば、後は注文した一皿の肉と生ビールのジョッキでいっぱいになってしまう、その窮屈さ!

だけど、この狭い御一人様スペースでチマチマと豪快に焼いて食べるのは、堪らなく自分専用の特別感を持たせてくれて、食べ始めると、全く気にならなくなるのでした。

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ホルモンミックスは焼きタレが付いた三種類のホルモンで、その中の一つが網の上で炙られると直ぐに油を滴らせて、豪快に燃え上がりましたが、それを更に転がして燃やします。

炎を上げて燃えても焦げ目は余り付かないソレは、焼き加減が分からないまま、編みの上を転がして炙り、頃合を見て、燃える油の火を直前で吹き消して、火傷しそうな熱いのをパクつくと、それまで知らなかった旨味が噛む度に口の中へ何度も、何度も広がるのです。

これが、マルチョウとの初めて出会いでした。

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また、燻るマルチョウの消火と程々の冷却を兼ねて沈める胡麻油ダレと熟成ダレは、何処か懐かしい味わいの美味しさで、白御飯の掻き込みを加速してくれます。

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京都出張は終わりましたが、以後、京都へ行く度に晩飯は『とく』でマルチョウ二つと飯大盛りを注文するのでした。

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だが、しかし、京都三哲の地縛に化かされたのか、三哲の辻に棲まう魑魅魍魎に気に入られたのか、其の後、訪れる度に、ほんの2、30m手前の塩小路西洞院の交差点から迷い、近くの路地を何度も行き来した挙句、漸く『とく』に辿り着くのでした。

『あっ、また曲がったあ。そっちじゃないでしょ!』

妻を連れて三度目も、迷いそうになって窘められた。

一人で訪れていた時も、毎回迷っていて、真っ直ぐに来れた事は一度も無かった。

帰りは迷わないのに不思議な事だと、毎回思う。

一度目は七条通りまで出て、堀川の大通りと油小路を廻ってから、『こんなに遠いのぉ』と嫌味を言われて、やっと辿り着いた。

二度目は妻に『こっちだっけぇ?』と不審がられながら、七条通りまで行って油小路で戻って来たら着けた。

三度目は妻の記憶の御蔭で、七条通り行きは未然に防がれた。

『今日は、曲がらずに来たね』

妻と来た四度目、漸く呪いから解かれたようだ。

知らず知らずと狭間を覗いたり、陰陽の印に触れていたのだろうか?

それとも、近くに猩猩や天狗や妖狐を祀る神社でも在るのだろうか?

京都も、金沢も、不思議な街で、似たような事を時々、体験している。

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因みに妻は、殆どホルモン系は食べなくて、焼き上がったマルチョウを一切れだけ口に放り込んだ後は、いつも自分用にオーダーした和牛特上カルビとキムチ三種を食べています。

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マルチョウは牛の小腸です。

大腸と比べて小腸は薄い厚みですが、脂がよくのっていて旨味が有ります。

炙られて滴る脂は、炭火の熱で焼き網の上が大火事模様になり、高く上がる炎と立ち込める油煙に気持ちが少し逃げて仕舞いますが、焼き網の熱を冷ます氷を置いて炎と気持ちを静めながら、炭火に甚振られるマルチョウの焼き上がり具合を確かめつつ、美味しくパクつきます。

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名前の由来は小腸を丸い筒状のまま、ぶつ切りにして焼くのでマルチョウと呼ばれ、丸腸とも書きます。

脂の甘味は濃厚で肉厚は薄く、ホルモン系としては軟らかくて食べ易いです。

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場所:

京都駅北口の大通りを左手の西方向へ進み、突き当たりのT字路の手前の道路右側 京都駅中央口から約300m(塩小路西洞院の交差点の西側北面) バスで向かうなら京都駅前から一つ目のバス停『三哲』で下車

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この『三哲』の地名は、バスの停留所の名前にしか現在は公共的に使われていませんが、そのバス停が在る塩小路通りの以前の名称は三哲通りでした。
徳川幕府から初代天文方に任じられた渋川春海は、中国から伝わり、中国との経度の差、太陽の近地点の変化などで江戸時代初めまで八百年の長きに渡って用いられて来た宣明暦法の暦が、天象と記載のズレが大きくなった為に、新たに日本の位置に適した補正を加えた大和暦を作成した、京都四条室町生まれの社交的で人脈豊かな天文暦と神道の学者です。
大和歴は貞享2年(1685)から 「貞享暦」として江戸幕府に採用され、太陽暦に替わる明治6年まで、日本全国の季節の行事や事柄の基準として広く用いられました。
この渋川春海は天文方に成る前、碁所の碁方を任じられていた安井家の長男の囲碁棋士で、名は父と同じ安井算哲でした。
天文方の渋川春海と碁方の安井算哲は同じ人物です。
その算哲の屋敷の在った場所が梅小路堀川で、現在の三哲のバス停辺り。
梅小路通りは三哲通りと呼ばれる前の名称。
京都東西通り歌の歌詞に、『ろくじょう、さんてつ、しちじょう』と唄われます。
そして、屋敷付近に住まう庶民達は、『さんてつ』の発音から『算哲』の漢字名をイメージせずに、分かり易い『三哲』の漢字を当てたのでした。

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PS:

この牛の小腸のホルモンは娘が嫁いだ福岡市の肉屋で、『とく』の皿に盛られて供される姿形そのままに量り売りされていました。

もちろん『とく』のように、焼きダレに浸けられていませんが、娘夫婦宅で焼肉タレの味付けをしてフライパンで焼いて食べると、期待通りにハズレ無く、美味です。

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ですが、激しく炎を上げて炙り焼くハラワタを貪り食う悪魔の気分は、『とく』でしか味わえないと思うのでした。

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香箱蟹が食べてみたい!

 香箱蟹(コウバコガニ)を捌いて盛り付けてみました。

漁獲される地方によって、『松葉ガニ』、『越前ガニ』、『ヨシガニ』、『タイザガニ』と、呼び名が変わる大振りなズワイガニは雄です。

比べてずっと小振りな香箱蟹は、その雌です。

身が多くて食べ応えの有るズワイガニは観光客に人気ですが、美味しいのは香箱蟹で、数年前までは地元民が安く食す為に、市場では控えめに、観光土産屋では殆ど、売られていませんでした。

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小振りな雌は『コウバコガニ』以外に、食される地域によって、『セコガニ』、『コッペガニ』、『メガニ』、『オヤガニ』、『セイコガニ』、『クロコ』と、美味しくなさそうな名で呼ばれ、ワザと不味そうな感じにさせて、地元以外への流通を避けていた感じがします。

最近は地元以外にも知られるようになって人気が出て来たのと、漁期が11/6~1/6前後と短くなった為に値が上がって来ています。

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細い手足に詰まった身は少ないですが、甘味が有ります。

オスのズアイガニの大きな足の身だけを食して、メスの香箱蟹のミソを知らないなんて、勿体無いですね!

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小振りな外見の中には、腹部から食み出す茶色の外子と呼ばれる幾つもの卵の房に、豆腐のような白身とオレンジ色をした内子の塊の味噌が濃厚な旨味でビッチリと詰まっています。

味噌を食べ尽くした小さな甲羅を盃にして飲む酒は、格別な味わいで堪りません。

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三杯の香箱蟹を調理(捌いて盛り付けた)して、大きな椎茸をソテー中。

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PS1:カニヒルの卵について

甲羅には偶に黒い粒々が付いていますが、それは魚の体液を吸い取るカニヒルの卵です。

カニヒルはカニの体液を吸いませんし、特に害は無いですが茹でて食すれば、より安心でしょう。

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PS2:香箱とズワイの名称について

雅な「香箱/コウバコ」の名は、『日本海の香り』を秘めた蟹だからとか、『甲羅で蓋をした香り箱』みたいとか、金沢弁の『小さくて早熟な可愛い女の子の意味のコウバク』が訛ってとか、『香り立つ高貴な方が食べた』からとか、『中の味噌が紅白』だからとか、いろんな語源が伝わっていますが、私的には、腹に「我が子を抱く」から故の「コヲダク」が北陸訛りに、「コウバコ」と聞こえたのだと思っています。

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 金沢に生まれ育っていますが、『コウバク』を日常会話で聞いた事が有りません。

早熟な発言や態度をする子を表現するのに、『あのザッカシイ子やろ』と言いますし、狡賢いは『はしかい』ですし、機転が利く事は『りくつな』です。

生意気は、『いさどい』や『じまんらしい』。

可愛いは、『あいそらしい』ですね。

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 「ズワイ」は、細い木の枝を指す古の言葉の「楚(すわえ、すはえ)」が訛ったらしいので、胴体を幹に、細く長い八本の足を扇状に広がる枝に見立てた、「松葉」と同じような縁起名なのでしょう。

因みに漢字表記の商品名は、縁起名らしくない「津和井蟹」と書かれるみたいです。

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